Canonのスピードライト(純正ストロボ)の性能比較一覧表と用途別の選び方
このページではCanonが販売しているスピードライト(ストロボ)のラインナップを紹介して、用途別に選び方のポイントを解説します。
ページの中盤で機種ごとに比較しやすいように性能を表にまとめています。
快適に撮影するために自分のスタイルに合ったスピードライトを選びましょう。
はじめにストロボを選ぶうえで重要になる用語をいくつか紹介します。
- ストロボを選ぶときに注目すべき用語
- Canon純正スピードライト性能比較一覧表
- 純正ストロボの用途別の選び方
- 強い光が欲しいがなるべく軽量なものがいい
- 物取り・テーブルフォトで便利なストロボ
- 登山・キャンプなどのアウトドアでおすすめ
- 一緒に購入すると幸せになれるアクセサリーと電池
- オフカメラシューコード
ストロボを選ぶときに注目すべき用語
ガイドナンバー
発光量(フラッシュの届く範囲)を表す数値のことをいいます。この数値が大きいほど、フラッシュの発光量が多いことを表します。
この値が大きいほど大きいほど遠くまで明るく撮影することが可能です。
角度調節(バウンスの可否)
ストロボの角度を調節できるかどうかです。
上下左右に首振りができると真正面以外に光の方向を自在に変えることができます。
バウンス撮影を行うときに非常に便利な機能です。
調光補正
ストロボの発光量のみを調整できる機能です。
光線をあてる被写体と背景との明るさを微調整する場合などに便利な機能です。
電波・光通信ワイヤレス
対応している機種は配線をしなくてもカメラから離しても使えます。
これにはマスター機能を持ったスピードライトと対応するワイヤレス機能を持った機種が必要になります。
より自由なライティングができるため、自分の理想の光を作ることができます。
Canon純正スピードライト性能比較一覧表
純正ストロボの用途別の選び方
日中のポートレート撮影で使うなら大光量の物がおすすめ
大光量の600EX II-Rなら天気のいい日中の屋外撮影時でも問題なくストロボの効果を発揮できます。連続で大きな光が必要な方にもおすすめ。
強い光が欲しいがなるべく軽量なものがいい
純正の中から選ぶなら430EX III-RTがベストチョイスです。単三電池4本を使用する機種の中で最も軽量で、電波通信のマスターにもなるので使い勝手がいいストロボです(470EX-AI は非対応)。
物取り・テーブルフォトで便利なストロボ
テーブルの上においた静止物、食べ物などをよく撮影する方にお勧めなのが430EX III-RTとEX-270 II です。
430EX III-RTは前述のとおり電波通信のマスターとして活用できるので、複数のスピードライトを使った多灯撮影のセッティングが楽になります。ガイドナンバーも十分で、上下左右の角度調整が可能なのでバウンス撮影もできます。
スピードライトEX-270 IIは単三形乾電池2本で利用可能な小型ストロボで、リモートレリーズ機能を搭載しているほか、ワイヤレス撮影時のスレーブストロボとしても利用可能です。特にリモートレリーズはカメラから離れて自由に好きな方向から光を当てることができるようになるので物撮りの時に非常に便利です。
登山・キャンプなどのアウトドアでおすすめ
荷物が多くなりがちな登山・キャンプ中の撮影が多い方には小型のスピードライトEL-100がおすすめです。EX-270 II よりわずかに重量が重くなっていますが、形状がスリムになっているのでカバンの隙間に差し込むことができます。
上下左右の角度調節が可能、光通信ワイヤレスのマスター(センダー)にもなるため1台で多くの仕事をこなしてくれます。
一緒に購入すると幸せになれるアクセサリーと電池
エネループなどの充電池
電池は再利用できるエネループがおすすめです。
新しい電池を頻繁に買わなくていいので節約になります。
オフカメラシューコード
オフカメラシューコードはカメラからストロボを離して発光させることができるようになるアイテムです。Canonからだけでなく、他社からも互換品が発売されています。ちなみに私はYongnuoの互換品を使用しています。