カメライト

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レンズ保護フィルターのおすすめはコレ!付ける理由と選び方を紹介しています。

プロテクトフィルターの選び方

レンズフィルターの選び方

一眼レフカメラのレンズを購入したら、レンズ保護フィルターを購入するか悩みますよね。種類が多いし、そもそも必要なのか、どれを買えばいいのか迷っている方も多いと思います。

調べると「画質が落ちるから付けなくていい」という意見もあるし、必要ないかなと思ったことがあると思います。私は細かく調べた結果、1つのレンズを気持ちよく長く使うにはレンズフィルターが必要だと考えています。今回の記事ではレンズフィルターが必要な理由とおすすめのレンズフィルターを紹介します。

レンズフィルターが必要な理由

レンズフィルターが必要な理由は以下の3点です。

  1. 雨・汚れ・傷からレンズを守る
  2. 衝撃から守る
  3. 安心感を得る

汚れ・雨・傷から守るためにフィルターをつける

プロテクとフィルターでレンズを雨から守る

プロテクトフィルターでレンズを雨から守る

レンズフィルターをつける主な目的は、レンズを汚れから守ることです。例え室内でしか使わないとしても絶対に汚れないとは限りません。レンズキャップの取外しや被写体に近づきすぎてレンズの前面が触れるなど、汚れたり傷つけてしまう原因が結構あります。

 

雨が降っているときに撮影していると、水滴を拭き取らないといけない場面があります。雨には微細なチリが含まれいると言われていて、それをそのままクリーニングクロスで吹いてしまうと傷の原因になってしまいます。でも、フィルターを付けていれば気兼ねなく拭くことができます。

Nikonも雨の日の撮影時はフィルターの装着が有効だと紹介しています。

www.nikon-image.com

レンズを衝撃から守る

カメラを落としたときの衝撃からレンズを守ってくれます。落下以外にも、壁にコツンとぶつけてしまったり、人込みで何かにぶつけたりしたときにもレンズには衝撃が加わるので付けておいて損はありません。

 保護フィルターがレンズを守ってくれたという投稿がTwitterにありました。

安心感がある

カメラやレンズに傷がつくのを恐れて、持ち出しを控えたことはありませんか?。私は初めて一眼レフカメラを購入したときはそうなりがちでした。でもせっかく写真を撮るために購入したのですから、持ち出して使わないと損です。その点でもレンズフィルターをつけていると安心感が得られて持出しやすくなりますよ。

フィルターを付けるデメリット、光学性能が落ちるって本当?

レンズフィルターを装着するということは、完成品のレンズに余分にガラスを1枚つけることと同じです。当然何もつけていない状態と比べれば、光学性能は落ちます。

ですが、

かなり細かくみないと光学性能の劣化は分らない

光学性能は落ちてしまいますが、画像を大きめのモニターに映して拡大表示しないと分からない程度の性能の低下です。スマホでの鑑賞やWEBで縮小した画像を使うという用途であれば大きな問題になりません。

 

どうしても光学性能のことが気になる場合は、透過率の低いレンズフィルターの購入をおすすめします。

フィルターはいつでも外せる

フィルターを付けると光学性能は落ちてしまいますが、フィルターはいつでも外すことができます。普段はフィルターを付けて撮影していても、本当に高画質で残したいというときは外して撮影できます。

レンズフィルターの選び方

専門店に足を運んでみると、フィルターの種類ってたくさんあってどれを選べばいいか迷うと思います。レンズフィルターの購入に悩まないですむよう、選び方を紹介します。

フィルターを付けることができるのか確認する

魚眼レンズや一部の広角レンズは、フィルターを付けることができないレンズがあります。まずはこれから確認しましょう。付けれないのに買ってしまうとお金の無駄です。

レンズの直径を確認する

次に確認するのは、レンズの直径です。サイズを間違えると取付けができないので絶対にチェックしてください。

 

レンズ径はレンズ前面かレンズキャップの裏側に書かれています。

レンズンキャップの裏面

レンズキャップの裏にレンズの径が記載されている

レンズの前面

レンズの前面にも径が記載されている

レンズフィルターの厚みをチェック!

フィルターには厚みが3種類があります。

  1. 通常枠
  2. 薄型枠
  3. 超薄型枠

広角レンズに厚みがある通常フィルターを使うと、フィルター枠のせいで画像の四隅に黒くケラレが発生してしまうものがあります。これを防ぐには薄型枠か超薄型枠のフィルターを使います。

標準から望遠レンズなら通常型のフィルター、広角レンズには超薄型タイプのフィルターがおすすめです。

性能重視なら透過率と反射率をチェック!

光学性能の話でもでてきましたが、光の透過率は画質に影響します。

透過率の説明をメーカーから引用します。

「透過率」は、ガラスに入った光がどれくらい通り抜けるか(=透過)するか?を表す指標です。透過率が高いほど、よく光を通すガラスとなります。つまり透過率が高いほど、画像をしっかりとカメラまで届けられるフィルターということになります。

フィルターの透過率とは何ですか?またコーティングによって透過率は変わるのですか? | ケンコー・トキナー

透過率が高いほうが、画質の劣化を抑える高性能なフィルターでレンズ本来の性能に近いということになります。性能を追求した分、値段も少し高めになります。

 

続いて反射率の説明をメーカーHPから引用します。

「反射率」は、ガラスに入った光がどれくらい反射(=弾き返す)しているか?を表す指標です。反射率が低いほど、よく光を通すガラスとなります。つまり反射率が低いほど、画像をしっかりとカメラまで届けるフィルターということになります。また反射率低下を防ぐためにケンコー・トキナーでは、ガラス表面に特殊な被膜を付けています。これが「コーティング」です。

フィルターの透過率とは何ですか?またコーティングによって透過率は変わるのですか? | ケンコー・トキナー

反射率が高いほうが、画質の劣化を抑える高性能なフィルターでレンズ本来の性能に近いということになります。透過率が高く、反射率が低いフィルターはその分値段が上がりますが、何種類もコーティングが施されています。

コーティングされていると手入れが楽に!

コーティングが施されたプロテクトフィルターは水をはじく

コーティングが施されたプロテクトフィルターは水をはじく

水や油、汚れをはじくコーティングが施されているフィルターは、雨などの水滴や指紋などの汚れがついても簡単に拭き取ることができます。水辺での撮影や急に雨が降ってもストレスなく撮影でき、日頃のメンテナンスも楽になります。

買ってはいけないフィルター

おすすめのフィルターより、こっちの方が知りたい人も多いはず。Amazonベーシックのプロテクトフィルターは買わない方がいいです。数百円で購入できますが逆行性能が悪くて外での使用ができないといってもいいくらいです。

フレアを発生させたいなど特別な意図がない限り使いません。

おすすめのフィルター

驚異の透過率0.1%、画質を妥協したくないなら Nikon ARCREST

ARCRESTはカメラメーカーのNikonが自社国内工場で生産しているレンズフィルターです。Nikon独自の技術と高品質なガラスを使用し、透過率は0.1%と、レンズが持っている光学性能をほぼ下げることなく撮影が可能です。他のレンズフィルターと比べると、ゴーストやフレアが発生しにくいです。

画質に妥協しない方におすすめしたいレンズフィルターです。

過酷な使用環境に耐えるZéta Quint プロテクター

Zéta Quint(ゼータ クイント)は、ケンコーの高級フィルターシリーズの中でも衝撃や汚れに強くいシリーズです。汚れや衝撃からレンズを守る以下技術が使われています。

  1. 強化ガラス採用
  2. ジュラルミン
  3. ストフリーコート
  4. ZRコート

衝撃に強く、汚れや水をはじくコーティングが施されているので、登山やキャンプなどのアウトドアでカメラを構える人にとって強い味方になります。0.3%以下の低反射率と性能自体も高く、画質にはあまり影響がありません。

コスパが高い HAKUBA XC-PRO

XC-PRO は撮影画像に悪影響を与えない超低反射率と撥水・防汚機能を兼ね備えたエクストリームコーティングが施されています。超低反射率0.3%、コーティングにより水滴や汚れが付着しにくく、付着した場合でも簡単にふき取りができます。ワイド対応薄枠設計なので、広角レンズにも付けることができます。 

なるべく安く抑えたいなら

初めてお店でレンズを買ったときにおまけで付けて貰ったものを使っていました。レンズフィルターの枠が厚めなので、取り外しがしやすかったです。枠が厚い、撥水などのコーティングが施されていない分、先に紹介した物よりも安くなっています。レンズを保護することだけを目的にして、なるべく安く済ませたい方におすすめのフィルターです。

保護フィルターがあれば悲劇を防げる

レンズは消耗品ではなく、カメラ本体を買い替えても使用できます。大切に使えば何十年と使うことができ、資産ともいわれるくらいです。プロテクトフィルターをつければ、傷や汚れからレンズを守ることができて長く使うことができます。

落とした衝撃でレンズが割れたり、何かの拍子で傷つけてしまうと、レンズを交換が必要になり確実に数万円以上かかります。そんな悲劇を防ぐために、レンズにはプロテクトフィルターを付けることをおすすめします。